2015年1月9日金曜日

NO WAR 海月姫 手編み…ラッキー三連発

 元旦、家族で帰省する途中、上野駅構内で時間つぶしに入った本屋で奈良美智のNO WARを発見。Amazonでは発売するや否や品切れで初版は入手困難と奈良さんご自身がツイッターでつぶやかれていたが、思いがけない場所でしかも初版に出会えてラッキー!タイトルへの祈りも込めて初買物をした。実家では築地で仕入れたマグロやホタテの刺身、母のお節などたらふく食べた。弟家族も集まり総勢十人の集団生活のはじまりはじまり。
 翌日二日は、父と弟が子供達を映画「ベイマックス」に連れて行ってくれるというので、これはチャンスと義妹を誘って「海月姫」を見た。年末、渋谷パルコで見た海月姫展が面白くて、映画も映画館で見たいと思っていた。でもきっと半年後のレンタルになっちゃうだろうなぁ…と諦めていたところだったのでラッキー!!パルコの展示にはたまたま篠原ともえも見に来ていて、その横顔は息が止まるような美しさだった。あんなに綺麗でさらに自分で服とか縫えるし星ガールだしアロマ検定2級だしフラワーカラーなんとかだし、まさにミラクルガール!生き馬の目を抜く芸能界では、これほど多才でないと生き残れないのか!と衝撃を受けた。その展示は男は女装しないと入場できないというので、男三人衆が長髪のカツラをかぶっていたら、八ちゃんを見て「かわいい」とつぶやいてくれたシノラー。映画の役柄は、実際と違ってお化けのような、存在感のない暗い役だった。
 その夜、母が「いいものがある!」と納戸へ何か取りに行った。またどこかから拾ってきたレトロな何かかな?と思っていたら、全体に細かい模様の入ったお爺ちゃん風の渋い手編みのチョッキ。それは20年ほど前に私がプレゼント用に編んで、あと袖ぐりと襟ぐりだけ残して放置していたものを、母が仕上げてくれたものだった。人間なら成人になる歳月を経たタンスの肥やしが母の力で陽の目を見るとは!私は手編みのものが好きなのに編み物が大の苦手で、誰かに編んでもらったものばかり身につけていて、自分で編んだものを着ている人を尊敬していたのだが、こんな形で自分自身がが尊敬する人物になれるとはラッキー!!!
  三日はみんなで大洗水族館へ行った。クラゲを見ると純白のドレスを連想するようになった。海月姫を見た人なら誰でもそうかな?今までも好きだったけど、ますますクラゲが好きになった。夜は恒例、フラミンゴのいるレストランメヒコ。前回はポテトしか食べなかった八ちゃんが、カニピラフも美味しそうに食べた。吉ちゃんとは、「やっぱりフラミンゴの鼻の穴から向こうの景色が見える」と確認し合った。今年の正月集団生活最後の晩餐だった。







これが制作期間二十年のチョッキ。


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