2014年9月2日火曜日

夏休み

 今年の暑さで時計もダリの絵みたいに溶けて、時間ってなんだっけ?早寝早起きって故事成語?何それ?ってダラダラ~っと過ごしていたら、急に涼しくなって蝉の亡骸を数えながら歩くうちに終わってしまった夏休み。自分のじゃなく子供のなのに、寂しいのはなぜ?夏休みじゃなく夏が終わるのが寂しいのかな?
 吉ちゃんは夏休みに入ってからも、サマー教室とプールに登校して、早々と七月中に宿題のドリルを終わらせた。八月に入って、吉ちゃん一人で飛行機に乗って一週間ほど徳島の祖父母の家に行き、その二日後からは主人を除く三人で水戸に一週間帰省。東京に戻り、学校の友達とプラネタリウムを見たり、幼稚園の頃の友達と東京ドームシティで遊んだり、近所の子供達とビール工場を見学したり。夏休み後半は、予定のない日は自由課題の絵本作りと交通安全ポスター描きで、殆ど毎日絵を描いていた。家族では日帰りの遊びばかりだったけれど、上野の哺乳類展、横浜のトランスフォーマー展、幕張の宇宙博、八ちゃんの誕生祝いなどに出かけ、最後の8月31日は、過ぎ行く夏を惜しみつつ谷中へかき氷を食べに行った。ちゃんとお店でかき氷を食べたのは、今年最初、そして最後かも?整理券をもらって三時間後に食べられる大人気店で、客席20席に対して店員さんは10人もいるのにみんな忙しそう。お客さんもラーメンを食べるみたい必死でかき氷を食べている。「かき氷ライブハウス」みたいな不思議な高揚感だった。催眠術にかけられたように、みんなで「美味しいね」を連発しながら食べた。


 

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